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散歩道から
by sanpomichikara
漬物
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カブはぬか漬け、白菜は先日仕込んだ塩漬け。
どちらもいい塩梅に漬かりました。柚子の香りがまた良しです。


-つぶやき-
来年は年男の義父。昨年の9月に自転車で走行中に車と接触事故を起こし左足首を骨折。手術の結果、今では杖なしの歩行は困難となった。義父は晴耕雨読を地で行く(元)文学青年。一日の殆どを部屋の中で本とTVを相手に過ごしている。書を得意としているのでたまに硯を摺っているときもあるようだ。そんな義父も体調の優れたときはたまに外にも出たいときがあるらしい。今日は文具店への買い物の依頼があった。息子(すなわち夫であるが)には「後でね」とか「今忙しいから」と体よく断られてしまうので、私の様子を伺っては「今日、ちょっと買いたい物があるんだけど、車に乗せていってもらえるかなぁ・・・」と申し訳なさそうに頼むのだ。今日の朝の出来事である。さっそく義父を乗せて郊外のショッピングセンターに行った。今日は体調が優れているらしい、ご機嫌な義父。文具店で買い物を済ませた後、「珈琲でも飲んでいきますか?」と尋ねると二つ返事で返ってきた。(長い付き合いで)お世辞か本心か大体のところ想像がつく。義父は義母が言う「西洋かぶれ」の男。海外の小説や洋画が大好き。若いときは海外旅行(一人旅である)もよくしたそうだ。そして緑茶よりも珈琲が好物。おそらく義父にとって初めてだったのであろう‘スタバ’でコーヒーブレイクを。義父にラテを、自分はスペシャルを頼んだ。そして甘いものが好きな義父にチョコスコーンを付けた。義父は美味しそうにラテをゆっくりすすり、温めて柔らかくなったスコーンを少しずつほおばる。とてもご満悦のご様子。よかった・・・でも、こんなことが義母に知れたら大変!そんな変な格好で出かけたの!Yoshimiさんがはずかしいでしょ!と言葉の猛攻撃にあうのは安易に想像がつく。何せ、義母は義父がお医者に行く時でさえ、髭を剃って、これを着て、靴はこれ、とそれはお見合いにでも行くかのような心配のしようなのだから。今日の義父のいでたちと言えば、下はジャージ、上は極普段着のシャツの上に着古しのセーター、起きぬけのような格好だった。髭そりも今朝は「省略の日」だったのかもしれない。そんなことなど少しも気にしない義父とそんなことなど少しも気にならない嫁のホンの外出のひと時。抜け駆けのような数時間を事無く過ごし、そして帰りの車の中で、昨日私が読み終えた「手紙」を明日届ける約束をし、義父を部屋に送り込んだ。「お疲れでしょうからゆっくり昼寝でもしてください」と言うと「今日はまるで‘ローマの休日’のようだったよ、ありがとう」という義父の言葉に温かい優しさを感じた。誰に内緒というわけではないが誰も知らないひと時だった。

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by sanpomichikara | 2006-12-14 21:04 | 料理
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