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万年筆病院
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栃木市の「寺内万年筆病院」に伺いました。現在のご店主の先代は東京の千駄木で万年筆病院を営んでいらして戦争の疎開のためにこの栃木市に移り、そしてこの地で再開されたそうです。ですからこのお店も60年近くの歴史があるのですね。お店の柱に掛かっていた先代が東京から持っていらしたと言う「万年筆修繕技術者組合員」と彫られた看板を大切にはずして見せて下さいました。お店の名前に「病院」と名が付いているところが面白いですが、かつて万年筆は修理をしながら大切に愛用したものなのでしょう。ここだけ時間が止まっているようなレトロな雰囲気のお店です。a0079259_2119530.jpg
ご店主はお歳の頃80歳を越えていらっしゃるでしょうか、物腰の柔らかいお優しそうな方です。いまでも万年筆の修繕をなさっているそうです。お訪ねした記念にガラスのショウケースに並べられた万年筆を一本を求めました。PILOTの30年ほど前の物だそうでお値段はその当時のままです。売れ残りと言えばそうかもしれませんがプレミアムと言えばそうかもしれません。商売っ気のないご店主はカートリッジを持ち合わせていないからと更に200円おまけしてくれました。その昔、高校の入学のお祝いと言ったら万年筆でした。リボンのかかった箱から取り出しインクをセットし筆箱に並べるとなんとなく大人の仲間入りをしたような気分に駆られた記憶が蘇ります。そのうち性能の良いボールペンやサインペンが出回り、いつの間にか万年筆離れが進みました。 a0079259_21541298.jpgそして今日、とても久しぶりに味わう万年筆の感触。う~んなかなか素敵です。今でも漆の蒔絵が施されたものや天然木でできた高価なものもあるようですが、万年筆のコレクションもいいなぁとちょっとはまりそうな危ない気配です。最近では「手紙」も「メール」に変わり便箋などを開くこともめっきり少なくなりましたが、さておぼろ月夜の今宵、この万年筆で恋文でもしたためましょうか。誰に・・・a0079259_21544297.jpg
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by sanpomichikara | 2008-04-09 22:06 | 風景・出来事
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